ども。鉄王です。
試行錯誤と七転八倒を繰り返していた、Ubuntu 8.04 Server EditionとOMRON BY50FWの相性問題。オムロンのサポートセンターにファックスを送ったところ、丁寧かつ迅速な対応で翌日に返信をいただくことができました。
結論から言いますと、問題解決ヤッホー!でございますヤッホー!
Ubuntuで使うのは、本体に附属していた『PowerAct Pro』でも『PA』でもなく、オムロンのサイトで公開されている『Simple Shutdown Software』(オープンソース版)でした。あくまで推測ですが、BY50FWと同じシリアルケーブルを使っている(オムロンのサイトによる)、BX50FW・BX35XFS・BX50XFS・BX75SW・BY75SWでも同じ方法が使えるかもしれません。
以下、例によって「ご利用は計画的に」の情報ですがご参考にどうぞ。
サイトでソースが公開されているのでダウンロード→展開し、マニュアルに沿って make してからインストール(install.shというシェルスクリプトを使う)すると /usr/lib/ssd 内に関連ファイルが一式格納されます。make時に何やら怪しげなメッセージも出てくるのですが、インストールは成功したので結果オーライかと。
ちなみにインストール時の留意点を少々。
- install.sh をそのまま走らせると「declare が見つかりません」的なエラーが出るので、install.sh を開いて1行目を #!/bin/sh から #!/bin/bash に変更する
- インストールしたままでは、OS起動時に監視デーモン(SimpleShutdownDaemon)が立ち上がらないため、展開したソースファイル 群の中(OpenSource/Release/master)にある S99SimpleShutdownDaemon を /etc/init.d 内に移動してランレベルを設定。設定には sysv-rc-conf が便利かも(別途 apt-get などでインストールを)
ということで、ヒジョーに長い道のりでしたが、Ubuntu 8.04 Server EditionでBY50FWを使えるようになりました。ふー、やっと安心して眠ることができます。
では改めて、ハードウェア・ソフトウェア構成を。
- サーバ機……NEC Express5800/110Ge(Celeron430 1.8GHz HDDの増設以外は標準構成)
- OS……Ubuntu 8.04 Server Edition
- UPS……オムロン BY50FW
- サーバ機とUPSの接続……BY50FW附属のシリアルケーブルを使用(サポートセンターによると、ストレートでもクロスでもない特殊な結線とのこと)
- サーバ機とUPSの通信モード……シリアル通信(UPS背面部のスイッチで設定)
【Simple Shutdown Software(オープンソース版)】ダウンロード
http://www.omron.co.jp/ese/ups/download/sss/sss.htm
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