事務所を構えて5年あまり。このたび、初めて約束手形というものを受け取り、紆余曲折を経て資金化にこぎつけました。
いろいろあったので、どなたかの参考になればとメモを兼ねてその顛末を記事にまとめます。
2007.10.16
約束手形を生まれて初めて受け取る。
手形には、「支払期日 平成20年1月15日」「支払場所 M銀行F支店」の記載。「90日先の支払いか!」と、この時点で意気消沈。
2007.10中旬~2008.1上旬
ホント、こんな有価証券を手元に置き続けるってのは精神衛生上よろしくない。
なにしろウチの事務所、金庫といえば手提げ金庫のみで、こんなものイザとなったらなんの役にも立たないわけで。向かいのテナントビルが空き巣でゴッソリやられたこともあって、基本的に毎日自宅に持って帰るという日々を送る。
(このエントリーを書く段になって知ったのだが、手形は期日前に銀行へ持ち込んでしまってもいいらしい ソース→http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310744513)
2008.1.15
ようやく迎えた支払期日……のはずが、何を勘違いしていたか「支払期日は1月21日」と信じ込んでおり、きれいさっぱりとスルー。
2008.1.22
勘違いしたまま、意気揚々とM銀行F支店へ。当然、受け付けてもらえず。……というか、支払期日を過ぎた手形を受け付けてくれないことを、ここで初めて知るありさま。
「銀行ではどうすることもできないので、取引先の経理担当の方とご相談を」との指示に従い、その足で取引先へ。経理担当の人に「支払期日の訂正を……」とおずおずと手形を差し出す。事前に電話で確認した際、「もしかしたら、その場では訂正できないかもしれませんが……」とドキドキパニックなことも言われていたのだが、幸運にもその場で訂正完了。支払期日が1月31日に。
2008.1.23~2008.1.30
再び、精神衛生上よろしくない日々を送る。
(だから、この時点で銀行に持ち込んでおけばよかったのだ)
2008.1.31
M銀行F支店アゲイン。が! 窓口で返ってきた答えは……
「約束手形は現金でのお支払いができませんので(注:ウチの事務所はM銀行F支店に口座がない)、お取引の銀行に持ち込んでいただいての処理になります」
やれやれ。こうなったら、この顛末をブログに書いてやる。
ということで、今度は、F銀行T支店へ。T支店に行ったのは、たまたま事務所へのルート上にあったからで、それ以上でもそれ以下でもなく。口座のあるF支店(←遠い)まで行かなくても受け付けてもらえるならラッキー、ということで尋ねたわけだ。
まあ、大方の予想どおり、受け付けてもらえず。
やはり、口座のあるF支店に行かないといけない。ということで、13時からの打ち合わせ後、F支店に向かうことに。
しかし、打ち合わせが終わらないんだこれがまた(落涙)。
14時30分、ようやく打ち合わせ先を出てF支店へクルマを走らせる。「ここで事故でも起こしちゃ水の泡」と、極めて慎重かつ急いで(←どんなだ)F支店へ。
14時52分。
取立手数料として210円かかってしまったものの、200円の収入印紙が貼られた受取書をもらい、ようやく処理完了。
「2月4日13時に口座に入金」とのことなので、あとは天命を待つのみ。
2008.2.4
無事、入金確認。あ~、長い長い、長かったですよ。
まあ、いろいろ学んだことも多く、結果的に額面以上の価値を手に入れられたわけですが。
それにしても。
M銀行F支店、F銀行T支店・F支店、どこに行っても不思議だったのは。
窓口のおねえさんが、誰一人その場で〈手形の処理〉について即答できず、カウンターの奥に引っ込んで2~3人で相談している光景が見受けられたこと。手形が持ち込まれるのって、そんなにイレギュラーな出来事なのか?
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