オフィシャルサイトでの発表以来「これは万難排して行かねば!」と意気込んでいた、東京女子流の4thツアーファイナル。〈女子流サウンド〉の屋台骨といっても過言ではない土方隆行さんのギターをはじめ、生バンドをフィーチュアしてのライヴだというのですから、中学生の頃からフュージョン小僧&スタジオミュージシャンヲタクだった私が参戦しないわけがありますまい。
ということで訪れましたは、東京の日比谷公園大音楽堂。初めての野音です。天気良すぎ!
客入れBGMも『BOMBER』(山下達郎)に『Georgy Porgy』(TOTO)『Superstition』(Stevie Wonder)と、ソウル・AORおっさんを喜ばせる選曲。女子流ちゃんの最新アルバム『Killing Me Softly』にひっかけて、Roberta Flackの『Killing Me Softly』まで流れてきておっさんニヤリです。
ライヴは、Led Zeppelinの『Immigrant Song』が流れる中、土方隆行さんがバンマスを務める『bonsai.』の面々(土方隆行さん〔g〕、渡嘉敷祐一さん〔ds〕、湯浅崇さん〔b〕、松田真人さん〔kb〕)が登場してスタート。土方さんのキレッキレのカッティングとともに……
が始まって、こんなセットリストで進んでいきました。
ヒマワリと星屑
頑張って いつだって 信じてる -2013ver.-
W.M.A.D
Liar
Don’t Be Cruel
MC
おんなじキモチ
大切な言葉
ちいさな奇跡
MC
それでいいじゃん
ふたりきり
ずっと 忘れない。
MC
十字架
MC
キラリ☆
孤独の果て〜月が泣いている〜
Rock you!
MC
pain
Limited addiction~Limited addiction -Unlimited addiction Mirrorball Royal Mix-
運命
鼓動の秘密
MC
約束
〈アンコール〉
Attack Hyper Beat Pop
MC
Killing Me Softly
といいながら、女子流ちゃんにはたいへん申し訳ないのですが、今回のライヴ参戦の主眼は『bonsai.』の方だったり。
女子流ちゃんの楽曲における間奏というのは、5人のダンスパフォーマンスを見せるパートなのですが、それもそこそこにバンドのみなさんのソロを拝聴いたしました。『ふたりきり』や『Rock you!』では、松田さんがRhodes系の音色でせめる「ジャズい」フレーズを。『キラリ☆』『鼓動の秘密』では、リード系のシンセが「泣き」のギターになった間奏を。CDやいつものライヴでは聴けるものではなく、生バンドならではの味わいですこのあたりは。
ベースの湯浅さんも、派手なパフォーマンスはないながらも、プレベと、5弦のジャズベ(タイプのベース)を切り替えながら、渡嘉敷さんとのコンビネーションでどっしりとボトムを支えていました。〈女子流サウンド〉は地に足着いたボトムも聴きどころの一つであるものの、サウンドプロデューサー・松井寛さんの好みかベースの音数がけっこう多いんですよね。その上BPMも速いし。そこをサラリとこなしている湯浅さんの演奏、ベース弾きのはしくれとして尊敬した次第でした。
そんなわけで5人のパフォーマンス、今回はじっくり拝見といかなかったのですが(←酷い)
- このところファンから指摘&心配の声が上がっていた、小西彩乃ちゃん(あぁちゃん)のヴォーカルの不安定さがなくなっていた(Twitterでも「あぁちゃん復活」の声多数)
- 2013年末に発表された役割組み替えでリーダーを外れた山邊未夢ちゃんが、ヴォーカル・ダンス・MCともにのびのびしてた(これまでの彼女からは、リーダーの重圧からか、時折不安そうな表情を感じていたのですよね)
- メンバーのメンタルの問題など、多くの課題を残したらしい前回の「3rd Tour」(参戦してないので実際のところはわかりませんが)を乗り越え、改めて前向きに取り組み始める決意表明をしたリーダー・庄司芽生ちゃんの決意表明……からの『約束』にウルっときた
ことはここに記しておこうと思いました。まる。
さて次は、2014年8月23日、福井県勝山市で開催の『DINOSONIC 2014』に参戦です!
[2014.8.24追記]
『DINOSONIC 2014』に参戦してきました。
2014年も福井県勝山市の夏フェス『DINOSONIC』(ダイノソニック)に行ってきたよ
(写真はInstagramの東京女子流アカウントより)
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