[2020.10.8追記]
このページの記事は内容が古くなっています。直近の状況を知りたい方は下記の記事をご参照ください。
【2020年改訂版】任意団体で口座を開く方法(ゆうちょ銀行編)
2012年1月21日に開催したWordPressコミュニティ WordBench福井(任意団体 2018年9月発展的解消)のイベント『WordCrab Fukui 2012』。
参加費の集金用に、WordBench福井名義のゆうちょ口座を開設したところ、なんだかFacebook上での反応が良かったので、その開設方法を紹介したいと思います。
(開設から5年以上たち必要な書類などの条件も変わってきたので、郵便局に定期的に確認して初出の記事を追記・改訂しています)
全体の流れ
任意団体名義での口座開設というとハードルが高いようですが、ゆうちょ銀行についていうとそうでもないようです。WordBench福井の前に、別の団体の口座も同じような方法で開設しているので、ほぼこの手順で問題ないでしょう。
- 団体の規約を作る
- 会計担当者の印鑑(=届出印)と身分証明書を用意する
- 1と2を持って郵便局に行く
《ゆうちょ銀行の関連ページ》
本人確認書類一覧
団体の運営規約を作る
ほぼ唯一の作業といっていいのは1.の規約作成です。といっても難しいものをつくる必要はなく、私の場合はA4判2枚の規約を作ってOKでした。
規約の最後の箇所に、代表者が下記のような文面で自署して捺印します。
この規約の記載内容について事実と相違ないことを証明します。
○○県○○市○○1-1 代表 ○○○○
参考になれば……ということで、提出した規約をもとにWord形式・OpenDocument形式のテンプレートをつくりましたので、ご利用いただければと思います(一応PDF形式のファイルもダウンロードできるようにしました)。
なお、規約については一発OKが出ず何度か修正を求められるケースもあるので、口座開設手続きは最寄りの郵便局で行うのがよいでしょう。
団体の活動状況が分かる資料を揃える
2017年10月より「団体の活動実績が分かる資料」と「名簿」の提出が必須となっています。確認したところ、実体のない団体名義での口座開設を防止するためだそうです。
活動実績が分かる資料の例
- 活動実績が分かる議事録
- 総会招集通知
- 会合の案内
- サークルや部活動の作品集
- ホームページ掲載の活動履歴
誰が開設申し込みに行けばいい?
原則として会計担当者が郵便局で申し込みを行います。
個人サークルなど代表者が会計担当を兼ねるケースもあるでしょうが、できるだけ代表・副代表・会計を含む3人以上で団体を構成するのがよいのではと思います。
窓口での確認事項
マネーロンダリング対策のための、いわゆる「犯罪収益移転防止法」(犯罪による収益の移転防止に関する法律)の改正(2013年4月1日)で、窓口にて下記の項目について確認があります。
- 本人確認
- 取引の目的
- 事業内容
窓口に規定の様式があるので、それを郵便局の人にもらって記入するかたちになります。
《ゆうちょ銀行サイトの関連ページ》
取引時確認等に関するお願い
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各地から寄せられた「作れました」「作れませんでした」「こうしたら作れました」のコメントが充実しているブログがあります。こちらもあわせてどうぞ。
サークル名(個人商店名)でゆうちょ銀行口座をつくる: 乙女の池袋
本記事の姉妹編として「任意団体名で口座を開設する(ジャパンネット銀行編)」を載せています。
(情報が古い可能性があります)
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