ども。鉄王です。
去る平成19年10月4日に福井県立図書館と福井大学附属図書館が締結した相互協力協定に基づき,平成19年11月15日より県立図書館に加え,県内市町立図書館においても図書の相互貸借を実施します。
福井大学附属図書館との相互貸借を実施する公共図書館は,県立2館,市立18館,町立17館の計37館となります。県内図書館総合目録(横断検索)システムで,福井大学附属図書館の蔵書と県内公共図書館の蔵書約460万冊をまとめて一度に検索できて,借りたい本を選ぶことができます。
「こりゃ便利だわ」とばかりに、利用してみることにしました。
というのも、近くの公共図書館にEmacs関連書がまったくなかったからなんですよ。
少しずつLinuxに慣れていこうとしている者として、ほらやっぱり、Emacsくらいはそれなりに使えるようになっておきたいという思いがありますからね。だいたい、今まで使ったエディタといえば、サーバの設定ファイルを書くのにviをチョロチョロっと使ってたくらいだし。ここいらで、きちんと、Emacsにきちんと取り組んでもいいのではないかと考えましてね。
で。
ウェブに上がっている情報を断片的に拾い上げていってもいいのかもしれないけど、一覧性と使い勝手の点では紙媒体に軍配上げざるをえないなあ……ということで、Amazonをまさぐってみたところ、まあどの本もいい値段するんですよね。「本格的に取り組もうかどうしようか……」程度のモチベーションしかない時点で、数千円もする関連書を買うっていうのも、ある意味ギャンブル的といってもいい(思い切って買ってしまって、背水の陣状態に持ち込むという方法もあるけどな)。
そこで、まずはお試しがてら図書館で借りてみて、自分のスキルにフィットした本だったら1-click購入!という段取りで進もうかと考えたわけです。
が!
需要が少ないんでしょう、近場の公共図書館にはEmacsの関連書なんてゼロですゼロ。かろうじて、県立図書館には5冊ほど蔵書があったんですが、仕事場からクルマで30分くらいかかってしまう。「ちょっとお試し」のために都合1時間もクルマ走らせる愚はないだろう……と、方策を練ったんですね。
そこで思い出したのが、冒頭に引用した一件。「たしか、新聞に出ていたよなあ」と、おもむろに福井大学附属図書館のウェブサイトをあたったところ、目論見どおりの展開になりました。「Emacs」をキーにした横断検索で調べてみても、福井大学附属図書館には17冊もの蔵書がある。Amazonのレビューでも比較的点数の高い本も置いてある。期待できそうです……と、まあ、ここまではよかった。
そう、こんな書き方をしたということは、その先に問題があったわけだ(笑)。
最寄りの図書館(福井市立図書館)のカウンターで尋ねたところ、こんなことが発覚。
- 借りる場合、福井大学附属図書館→福井県立図書館→県内市町村立図書館 というルートで届けられる。手元に届くまで2〜3週間かかる。
- 借り出しの申し込みは、基本的に県内市町村立図書館にて。電話で受け付けられないこともないが、図書館的にはあまり好ましくなさそうな様子(対面で直接やりとりできた方が話がスムーズ、ということか)。
- 福井大学附属図書館にしかない図書でも、各公共図書館が新規購入する場合もある(これも「来館して直接やりとりしたい」との話につながる)。
まあ、ありていにいえば
都合がつくなら福井大学附属図書館に行った方がいいYO!
ということですわ。で、その足でいそいそと福井大学附属図書館に行きまして、目当ての本を借り出すことができた次第です。
ただ、福井大学附属図書館における一般利用者の借り出しは
- 福井市内在住者
- 福井市内への通勤者
に限られるようなので、条件に見合わないなら、やはり各市町村の図書館を経由して借り出すしかなさそうですね。
あ、それと、借り出し可能な冊数と日数ですが、同じ福井大学附属図書館の図書でも扱いが異なりまして
- 計10冊/2週間(県内市町村立図書館 ※福井市立図書館の場合)
- 計3冊/1週間(福井県立図書館)
となっているので、早く借りるか長く借りるか、少ない冊数でもいいのかたくさん借りたいのか……といったことを見極めて、使い分けるのもいいかもしれませんね。
ちなみに、狙っていた本の一つだった、O’Reillyの『入門 GNU Emacs』は2007年10月に貸出期限が点灯したままいまだ貸出中。返してくれ〜>借りてる学生(←おそらく)
福井県内図書館総合目録(横断検索)
http://agentsv.library.pref.fukui.jp/agent/
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