こんなに泣くとは思ってなかった……
ただでさえ更新が超絶アマアマになってるこのブログ、アイドルのライヴレポートを書くのは約1年ぶり。その間、約20ヵ所の現場に足を運んでいたもののすっかりレポートをサボっておりました。が、このライヴについてはちゃんと記録を残しておかねば。参戦しましたは、東京女子流『TGS LIVE 2017 LIVE HOUSE TOUR ~Don’t give it up~』の金沢公演。女子流ちゃんのライヴに足を運ぶのは2016年11月26日の『心斎橋女子流』以来、4ヵ月ぶりです。
一緒にアイドルカバーバンドをやってるT氏とともに到着したのは、金沢市鱗町にあるライヴハウス『AZ』。いやあ懐かしい。十数年前、青木智仁さんや浅野“ブッチャー”祥之さんがご健在だったころの角松バンドをここで観たことがありまして、以来久しぶりの『AZ』です。
過去に足を運んだ女子流ちゃんのライヴでは、2014年12月20日の渋谷公会堂『CONCERT*06 ~STEP UP TO THE NEXT STAGE~』の9列目あぁちゃん(小西彩乃ちゃん)ポジというのが最前記録だったのですが、今回はそれを上回る最前っぷり。第1部・第2部とも幸運にも1ケタ台という整理番号を割り当てられまして、2列目センターポジを確保することができました。しかもライヴハウスですから、メンバー4人とは特典会と変わらないといってもいいくらいの距離ですよ。やばい。
オープニング代わりに『Never ever』のインストバージョンから始まった第1部は5thアルバム『REFLECTION』メインのセットリスト。夜の作業BGMにぴったりでヘビーローテーションすること二百数十回、気がついたら3rdアルバム『約束』よりも聴き込んでたというお気に入りのアルバム『REFLECTION』の楽曲で攻めてくるというだけでうれしいのに、その中でも珠玉の1曲だと思ってる『READY GO!』が3曲目で出てきてしまって早くも胸熱に。さらに、サウンドプロデュースを務めた中村祐介さん(from Blu-Swing 福井出身! 地元の誇り!)が作曲した『Dear Friend』も早々に出てくるという……
で、今だから書けるのですが、第1部・第2部ともに披露した昨年リリースの『深海 -Hi-ra Mix-』『ミルフィーユ』、実は音だけ聴いてたときにはあんまり好きになれなかったんですよ。私が女子流ちゃんを好きになったきっかけが「松井寛サウンド」だったということもあって、『深海』にしても『ミルフィーユ』にしても、どうしてもRoyal Mirrorball Mixの方が贔屓になってたんですね。
その評価がちょっと変わったのが「心斎橋女子流」で初めて観た『ミルフィーユ』のパフォーマンス。それまで自分の中にあった女子流ちゃんのイメージをはるかに飛び越えるスピーディかつキレのよいダンスで、しかもヴォーカルのピッチがほとんど乱れていないという。「これは音だけ聴いてたら評価を誤るわ」と、昨年の『アイドル楽曲大賞』でもコメントつけて投票したわけです。
だいたいあの運動量で息切れせずに歌いきるっていうだけでも尊敬ものだったのですが、4ヵ月ぶりに観た『ミルフィーユ』と『深海』からは心斎橋でのそれをはるかに上回る気迫を感じました。もちろん、フロア後方で観ていた心斎橋とは対照的に4人の熱量に手が届きそうな位置で観ることができたから、というのはあったのですが。地蔵になりながら釘付けになるしかなかった。
そして、まさか出てくるとは思わなかった『大切な言葉』『ちいさな奇跡』の「はなかっぱ楽曲」でさらなる驚き。どうやら今回のツアー初日だった「山梨女子流」でセトリネタバレ禁止令が出ていたらしく、2014年末の「アーティスト宣言」以来ほぼ封印されてたはなかっぱ楽曲はサプライズ企画として用意されていたようです。当然のことながらフロアのアスタライトはテンアゲ状態。私も拙いフリコピで応戦したのであります 🙂
第2部は一転して、あぁちゃん在籍時代の楽曲を大幅に組み込んだセトリ。はなかっぱ楽曲の本丸ともいえる『おんなじキモチ』はもとより『Killing Me Softly』『Rock you!』『Attack Hyper Beat POP』『Partition Love』『ディスコード』と出るわ出るわの大盤振る舞い。Royal Mirrorballerな私にとってこの上ない構成で終始震えっぱなしな状態でした。
で、事件は第2部中盤『キラリ☆』の時に起きました。
第1部のセトリにもあった『キラリ☆』でしたが、第2部で歌ったのはRoyal Mirrorball Mixバージョン。イントロが流れた瞬間に沸いてしまい涙腺が切れかけたのに、フロアのアスタライト大合唱で熱いものがこみ上げてきて大決壊状態に。一緒に歌うと涙があふれそうでこらえていたんですけど、めいてぃん(庄司芽生ちゃん)やべーさん(山邊未夢ちゃん)がウル目状態になりながら歌っているのを見て
この際一緒に泣きながら歌ってしまえ!
といい年こいたおっさんが泣きながら『キラリ☆』大合唱に合流(俗に「トシとると涙もろくなる」というアレ)。こんなに素敵な楽曲でデビューした女子流ちゃんのことを改めて愛おしく感じたのでした。
https://twitter.com/tecking/status/846003136397426688
https://twitter.com/tecking/status/845948622927675392
先輩アスタライトのみなさんをさしおいて、いっぱしの評論家風に語るのもなんですが……
帰りの道中でT氏と意見が一致したんですが、今回の金沢女子流を観て思ったのは、とりわけ『鼓動の秘密』~『約束』あたりの楽曲の世界と4人の実年齢がようやく重なったのではなかろうかということ。私がアスタライトの道に入るきっかけとなった『Limited addiction』や『Liar』など、当時中・高生だったメンバーがめちゃくちゃ大人っぽい曲を歌ってるというのは一つのギャップとして興味深かったのですが、どことなく背伸びして歌っている感じがしないでもなかった。
女子流ちゃんも今年でデビュー7周年。この春にひーちゃん(新井ひとみちゃん)が高校を卒業、ゆりちゃん(中江友梨ちゃん)とめいてぃんが今年20歳になるということもあり、これまでのキャリアの積み重ね+実年齢の積み重ねが本ツアーのパフォーマンスにつながったのではないかと解釈しています。
女子流ちゃんのライヴを初めて観た2013年のアイドルフェス『ダイノソニック』(福井県勝山市)からもうすぐ4年。贅沢は言いません福井とは言いません、また北陸に来てくださいお待ちしてます! 🙂
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