GMT5めあてで買った『H』2013年9月号にてたまたま知った映画『スクールガール・コンプレックス ―放送部篇―』。こういう〈ぴりりとスパイスのきいた邦画の小品〉的な作品って、地方の映画館でロードショーにのっかることがあまりないと思うのですが、幸運にも当地のシネコンで上映していたのでレイトショーで観てきた次第です。週末のレイトショーなのに貸し切り状態だったのがいかにも地方のシネコンって感じで哀しかったものの、そのぶん作品の世界にどっぷりとひたることができました。
ワタシが本作に惹かれたのは、『H』のインタビュー記事を読んで『櫻の園』や『blue』の系譜につながる作品だなと直感したことと、
放送部を舞台とした作品
という点にむっちゃ関心が向いたことにありました。なにしろ放送部出身者ですからね。そういうわけで、スクリーンにあふれる森川葵ちゃん・門脇麦ちゃんのまぶしさを全身でうけとめる一方で、練習風景など部活動の描写を事細かにチェックしていたわけでした。やらしいおっさんだw
で、放送部の描写、めっちゃリアルですリアル。台詞に「Nコン」なんて出てくる映画、今までにあったでしょうか。その一言を聞いただけで、「これはかなり事前取材してる作品だなあ」と感じまして(映画を撮るなら当たり前ちゃあ当たり前の話ではありますが)帰って公式のツイートを見たら
Nコン出場のみなさま、お疲れさまでしたm(_ _)mカトPeです。
本作も「放送部」を舞台にしており、Nコン出場経験高校での取材や出演者も部活に参加して練習しました。真っ黒になったテキスト。布団をかぶっての発生練習。アナウンス、朗読、番組、それぞれの部門配役のドキドキ。夏ですね。— 映画「スクールガール・コンプレックス」 (@SGCMOVIE) July 25, 2013
なんてことが書かれてて、やっぱりなーと納得したのでありました。
(ちなみにウチの学校では、作中で放送部の面々が練習していた『外郎売』はやってなかったような……)
もともとの企画が、同名の写真集からスタートしてるのでやむを得ないんでしょうけど「タイトルで損してる映画だなあ」というのが観終わっての感想でした。放送部関係者が見たら『にやり』としそうなシーン満載だし、ここまで放送部がフィーチュアされてる作品というのも珍しいので個人的にはお気に入りに追加した作品なのですが。
さよならポニーテールが唄う主題歌『秘密の時間』のビデオクリップがこれまたイイ! 映画のシーンがフラッシュバックしてきておっさんホロリ。
DVDも発売されたので、おっさん、早々に買いましたよ。
【送料無料】 スクールガール コンプレックス -放送部篇- 【DVD】
本編もさることながら、主役の二人以外にもしっかりとスポットを当てているメイキング映像、見応えありました。
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