昨年のリリース以来「いつかやる」状態になっていたGoogle謹製のAndroidアプリ開発環境『App Inventor』。ようやく試せる時間ができたので、以前からほしいと思ってたアプリを学習がてら作ってみました。
題しまして『RapidRTM』。App InventorのTwitterコンポーネントを使ってダイレクトメッセージ(DM)を送信するだけのアプリです。
別途、TwitterとRTMを連携させておくことで送ったDMがタスクとして登録される、という流れになります。よく似たアプリとして『Quick RTM』がマーケットで公開されてますが
- テキストボックスまわりのUIがいまひとつ
- 設定項目が保存されないときがある
という難点があるので(当方の環境下では)アプリを作ってみた次第です。
TwitterとRTMの連携
以下のエントリーで詳しい手順が書かれているので、参考にしながら仕込みました。
Remember The MilkとTwitterを連動させてダイレクトメッセージでその日のタスクを確認する | juggly.cn
http://juggly.cn/archives/2412.html
Twitterアプリケーションの登録
以下のサイトにて新規登録します。
Create cool applications! | dev.twitter.com
https://dev.twitter.com/
今回の場合以下のように登録しました。
- アプリケーション名……RapidRTM
- アプリケーションの説明……Remember The Milk(RTM)にタスクを送るだけのアプリです。
- アプリケーションのウェブサイトURL……https://www.tecking.org/wordpress
- 所属会社/団体……(空白)
- アプリケーションの種類……ブラウザアプリケーション
- コールバックURL……https://www.tecking.org/wordpress
(空白でOKという記述をしてあるサイトもありましたが、私の環境ではうまくいかなかったです) - 標準のアクセスタイプ……Read & Write
- アプリケーションのアイコン……
なお、アプリケーションのアイコンは
iPhone Style Icon Generator
http://www.iconj.com/iphone_style_icon_generator.php
で作ってみました。「iPhone Style」と銘打っているサイトで作るのもアレレですけど。また、アイコン写真はここから頂戴しました(photo by ecatoncheires)。
App Inventorで作ってみる。
まずは以下のページの『セットアップ』『チュートリアル』で基本的な挙動を学んでみます。
App Inventor を学ぼう – ソフトウェア技術ドキュメントを勝手に翻訳
https://sites.google.com/a/techdoctranslator.com/jp/appinventor/learn
チュートリアルだけではTwitterまわりの実装法がわからないので『リファレンスドキュメント』もひととおり読んでおきます。翻訳者の梅田郁さんには本当に感謝です。
で、実際に作ってみます。機能はシンプルに以下のような感じで。
- テキストボックスにタスクを記入
- 「期日」ボタンを押すと 今日,明日,明後日,1週間後 いずれかを選べる
- 「送信」ボタンでDM発射(初回時はTwitterの認証画面が開く)
- 送ったら自動的にアプリ終了
ViewerとBlocks Editorはこうなりました。
Blocks Editorで一部文字化けしている箇所は、左上から「今日」「明日」「明後日」「1週間後」「送信完了:-)」となってます。実はこの辺の制御構造って省略できる箇所もあるのですが、ノリで入れました(ノリってなんだよw)。
で、動作を確認したところで「Package for Phone」で.apk化。野良アプリとして実機にインストールします。[設定]-[アプリケーション]-[提供元不明のアプリ]にチェックを入れるのをお忘れなく。
ダウンロード
「リンク先を保存」にてダウンロードしてください。また、ソースではTwitterの Consumer key と Consumer secret をカットしましたのでご了承ください
なお、既知のバグとして
- DM送信後必ず強制終了するw(Xperia,Xperia arcにて)
- 初回起動時にやたらデカいフォントサイズで表示された(Xperia arcにて)
というものがありましたのでアプリのご利用は計画的に :-) まさに野良アプリの面目躍如。
コメントを残す