今さらながら、メインPCのXP ProfessionalをSP 2からSP 3に切り替えた。
何度となく現れるアップデートのお知らせ(警告?)を無視してきたのには、Microsoft製品に対する少なからぬ不信感があったからである。我先にとアップデートに乗っかるのではなく、ウェブ上での動作報告などもチェックしながら時期を見て……と考えているうちに現在に至ったというわけだ。
アップデート自体は15分ほどで済んだのでたいしたことなかったのだが……なんと、3年くらい使い続けてきたランチャー『Clock Launcher』の設定ファイルがふっとんでしまったのだ。SP3にしたことが原因か、ランチャーの取り扱いが原因だったのかは分からないが、とにかく今までの蓄積がパーになってしまったのである。
多機能な反面、実はけっこうメモリ喰いである『Clock Launcher』。それでも今まで使い続けてきたのは
- ボタン型ランチャー
- コマンドライン型ランチャー
- メモリクリーニング(デフラグ)
- 内蔵時計の同期
- クリップボード拡張
といった機能がひとまとめになっており、なかなか便利だったからである。なのでイチから設定し直して使おうかとも思ったのだが、メモリは増強したし、OSもアップデートしたし……というので心機一転、ランチャーも切り替えることにしたのだった。
さて、どのランチャーを使おうか。
こういうときにわたしが参考にするのは2chのソフトウェア板。一口に〈ランチャー〉といっても種類はさまざまで、機能性の高い(not equal 多機能)アプリを効率よく探そうとすると、いいことも悪いことも書いてある2chというのは格好の情報源なのである。思えば、今やすっかり肌になじんでしまった(といってもまだまだ使い込んではいないが)ファイラー『Dyna』も、この板で知ったアプリケーションだった。
で、選んだのは、コマンドライン型ランチャーの『fenrir』。
『fenrir』にしようと決めたのは、〈ランチャーへのアプリ登録〉という面倒な作業から解放されるという特徴があったことである。ランチャーは便利なユーティリティなのだが、事前にアプリを登録する作業が控えており、登録するアプリが多くなるとそれだけで萎えてしまうものなのだ。コマンドラインからアプリを呼び出す行為はLinuxで慣れっこ、ということも『fenrir』を選んだ理由である。
ホットキーの設定が『Clock Launcher』ほど柔軟でない短所はあるものの、今のところそれ以外に目立った使いづらさはない。しばらく試用してみようと思う。
ちなみに『fenrir』への切り替えで抜けてしまった『Clock Launcher』の各機能については
- メモリクリーニング(デフラグ)……『びーめむLT』
- 内蔵時計の同期……Windows標準のサービス(Windows Time)
- クリップボード拡張……『eClip』
で代用している。メモリ使用量も『Clock Launcher』一本のときと比べて一気に減少した。
窓の杜 – fenrir
http://www.forest.impress.co.jp/lib/dktp/desktop/launcher/fenrir.html
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