なんとかチケットを取ることのできた『山下達郎 Performance 08-09』。片道2時間強の道のりで、しかも一人で(サビシー)観に行ってきた。なんでも、富山でやるのは23年ぶり(『POCKET MUSIC』のときのツアーですな)とのことだったが、その23年ぶりすらスルーされる福井ってなんなんだ。もう、福井でライヴすることはないんじゃないか(泣き笑い)。
ここから、ちょっとネタバレありなんでこれから観に行くという方は退出なさった方がよろしいかと。
さて当方、山下達郎を聴き始めたのは、ご多分に漏れずというか『RIDE ON TIME』がヒットした1980年から。相当濃い諸先輩方に比べたらぜんぜんヒヨッコで、サンソンも聴いてるけど「超常連」でもなくて、ファンクラブにも入ってないから『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』も持ってない……という超ユルユルなリスナーなのである。
そんなわたしではあるけど、今回のセットリストは実に満足のいくものだった。古くは『ついておいで(Follow Me Along)』から、最近の『ずっと一緒さ』まで新旧まんべんなく配置された内容だったが、一曲目の『SPARKLE』を筆頭にRCA/Air時代のナンバーが出るゎ出るわで、懐かしい思いでいっぱいになれた。
特に後半は『BOMBER』『LET’S DANCE BABY』『RIDE ON TIME』『DOWN TOWN』と、アルバム『JOY』を彷彿とさせる定番の組み合わせ。この流れを見ると、ライヴ向けのハネたナンバーって1970~80年代ですでに完成されていたのではないか、とも思ってしまう(90年代以降の曲もやったけど)。
ともあれ、個人的には非の打ち所がないライヴだったのはたしかだ。シートが5階席というどーしよーもない環境だった点を措いては(ほら、このやる気のないシート設定で超ユルユルなリスナーぶりが露呈)。
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